スクールに参加して、その時々で体験し感じたことやヴィジョンをこれまでに述べたが、ここでは全般を通してのヴィジョンについて総括したい。


浜野先生が、レクチャーの中で「私は校長先生であり、自然が教師である。私はきっかけを与えるだけで、皆は色々な事を自然から学べ。」と言われていたことが、各地で自然と触れ合い、体験するほどよく分ってきた。また、アメリカの広さも体験した。素晴らしいところに行くためには、距離と時間が掛かるのは仕方の無いことであるが、後半は疲れた。
気候も、例年以上に寒かったようだ。特に朝晩と昼間の温度差が激しかったが、湿度が少ないため日本より過ごしやすいと感じた。また、天候の変動も激しいことが、結果的に貴重な経験になったと思っている。


これまでは与えられてきたことが、自然の中では全て自分でやらなければならないこと、一方で自分ひとりでは生きていけないことを同時に学んだ。また、自然の中では人間はちっぽけな生き物であるが、無限の可能性を持っていることも感じた。そして、何事も漫然と行なうのではなく、常に目的意識を持ちながら前向きにチャレンジすることが大事だと考えさせられた。同行した多くの仲間とは、適宜コミュニケーションをとりながら、楽しく過ごすことが出来た。年齢も様々であったので、色々な立場から多様な考え方を学ぶことも出来たし、参考にもなった。


上記のように、今回の体験は私の人生やビジネスにおいても、貴重な経験ときっかけを与えてくれた。これから、どのように活かしていくのか、知恵を絞るのは私の役割である。
スクール中から考えていたことであるが、今回の体験をメインのビジネスである"環境経営"と関連付けてヴィジョンを発案したいと思っていた。そして、アウトプットとして考えたのが、以降で述べる「自分発見エコツアー」の企画である。
最後に、今回の貴重な体験とそのきっかけを与えていただいた、浜野先生、久美子夫人、新平君、白沢夫妻、田井氏、井田さん、立命館大学奥村先生、谷口先生、事務局の方々に感謝いたします。


 

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