早朝の瞑想から得た「家族を大切にすること」


4日目の早朝、イエローストーンリバーで瞑想をする。この日の"it"は、家族のことであった。瞑想で独りになって、こちらでの生活や空気、水の良さなどを家族にも体験させたいと思った。また、日本での日常生活から離れたとき、家族の大切さ、ありがたさを改めて痛感した。

家内や子供たちに優しく接すると共に、これまで以上にコミュニケーションを積極的にとっていこうと思った。そして帰国後は、多忙な中でも実際にその通りに実行している。これも、ある意味での私のヴィジョンであり、アウトプットでもある。

 

自然食による食生活の変化


この日の朝食まで、ほとんどが白沢夫妻による自然食であった。自然の香辛料を使って素材を活かした料理は、大変おいしかった。間食も一切せず、適度に体も動かすために、とても体が軽くなったというか、明らかに健康的な生活と自覚できた。後に白沢夫妻は、当スクールに自らボランティア参加を申し出られたと聞いて、更に驚いた。

 

ハーブガーデンで感じたこと


午前中、ハーブガーデンを見学した。ここでは、様々な草花や野菜、フルーツが育成されており、販売用にもなっていた。ほとんどの育成用ハウスを巡ったが、野菜などは日本のものより、大きくかつおいしそうだった。
土の上の至るところにオガ屑が撒いてあった。誰かが理由を聞いたところ、こうしておくと雑草が生えにくくなるそうである。生活の知恵を感じた。
このとき、浜野先生が大きな花束を購入されていた。これは、後に久美子夫人にプレゼントされるものだとわかり、素晴らしいことだと感じた。奥様にお渡しされるまでずっと大事にされていたので、これも見習わねばと思った。

 

バッファローバーガーと素材のよいもの


イエローストーン国立公園に向かう途中で、昼食としてバッファローバーガーを購入し、皆で公園内で食べた。アメリカ人の食事は、どれもサイズがでかい。日本のハンバーガーの2倍以上あるように感じた。自然食もおいしいが、久しぶりの肉もおいしかった。


白沢夫妻は、肉類を食しないとの事で別メニューだったため、内心申し訳ない気持ちでいたが、後日「自分たちは、菜食主義を主張しているわけではなく、素材の良いものを食することが大事だと思っている」との話を聞いて、少しホッとした。

 

イエローストーン国立公園にて


ここでは、観光を中心に公園内を楽しんだ。至るところに地獄谷のような間欠泉があり、ここでは日本も同じようだと思った。ただ、天候は変わりやすく、晴れ間がのぞいているかと思えば、突然土砂降りになったり、直径5ミリ程度のヒョウが降ったりと、天候と気温の変化にはずっと驚かされた。

また、川に温泉が流れ込んでいて、その境目が適温となって、自然温泉を形成しているところがあった。ここは、珍しかった。
釣りのチームは、それなりの成果をあげていたようで、内心釣りをやればよかったと後悔している自分がいた。