日本の場合のゴミ削減の仕組み

家電リサイクル法は、物を捨てるときにお金を払います。

製造メーカーが、「商品が売れなくなる」などの理由を強く行政に訴え
廃棄処分にかかるコストを販売価格に含めない仕組みになりました。

そのため家電を廃棄処分してもらうための費用3,000円を
廃棄時点に消費者が直接負担しなければならないのです。

その結果どうなったでしょう・・・


ヒト目の付かない山の中に、家電がたくさん捨ててあります。
1つくらいいいか・・・捨ててあるから、おれもいいんだ・・・
なんてみんな捨てていく。

モラルの問題もあるかもしれませんが、制度の問題が大きいと思います。


ゴミに対する認識を変えてみてはどうでしょう。

日本はいらなくなったものは、価値が無い!
捨てるゴミになぜお金払わないといけないんだ!
ゴミ=全く価値の無いもの・使えない物 という考え方です。

この考え方をちょっとだけ変えて
ゴミ=価値のある物・使えるもの(再利用)という考え方にすると・・・


例えば、販売時点に廃棄処分のコストが含まれているとすれば。

壊れたり買い換えで不要になったテレビを、販売店に持って行けば3,000円貰える。
となればどうでしょう。

捨てればお金になりませんが、不要になった電化製品を
販売店に持っていけばお金に換わる。
山の中に家電製品が5つ捨ててあるのを拾うと・・・15,000円の儲け。
 
これでもまだ廃棄する人が増えると思いますか?

価値があるから、ゴミじゃない。
まず捨てることはないですね。
逆に、山の中にゴミが出たら、みんな取りにいくでしょう。

ゴミを処理するのにお金がかかると言っても、
消費者に商品購買時に預かり金を頂くのか、
最後にゴミの処分費用をお支払いして頂くのか、その前後だけの問題でしょう・・・・

仕組みの変革と、責任を明確にすればこういう問題は改善されます。