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■経営(マネジメント)の原点に戻ろう!

 
経営という言葉の意味を掘り下げて考えてみましょう
そうすることで、ここでいう原点が明確になります。




◆営(営む・つくる) 従業員層

営と言うのは、作ったり、行動を起こしたりすることです。
決められたことを実行することで、経営が成り立っているのです。

そこでこの右側のピラミッドは、組織の体系をあらわしています。

社長(経営者)がいて管理職、そして一般従業員という順番で構成されており、
表現したいことは、量的なものです。

つまり力を表しています。




モノを作ったり、行動したりするのは、ピラミッドの下の部分の人数が多い
一般事務員が中心となり、これが企業の力(パワー)となります。

企業の力を上げるためには、一般の従業員の教育が必要です。

◆経(治める・図る) 経営者層

左側のピラミッドは、逆の三角形となります。

ピラミッドの一番上の部分は、意志決定をする・組織の方向性を示す
ことを表現しており、表現したいことは、テクニック・技です。

ここが経営者にとって一番大切なところです。




この部分は、経営戦略そのものを表しています。
経営者にとって、一番ウエイトの大きな部分です。

経営者、または経営に準ずる人達は、全般的に数は少ないですが、
ほとんどの意思決定はこの少ない人たちで行っています。
それが組織の理論です。

左側のピラミッドの一番上は、数は多くても意思決定や、
方向性を示す比率は少ないのです。
この経営の経というのは、はかりごとや治めるという意味があるのです。


そこでISOは、組織にどのように関係していくのでしょうか?
組織の方針や計画というものは、経営者が作ります。
年間計画や売上計画などを作成し公開して従業員が実行する。



P:計画(プラン)
つまりこの経営層と従業員層の2つの関係を基盤にして
経営者が計画を立てます。

→情報伝達←

D:行動(ドゥ)
計画は、経営者から、管理職など情報伝達のパイプを通して
従業員へ伝わっていきます。
営みから行動が始まるのです。

→情報伝達←

C:確認(チェック)
営み(従業員層)の範囲の中で確認(チェック)は、
行わなければなりません。
伝達された計画通りに行動したかどうかを確認します。

経営者に計画どおり実行できましたという結果報告を行ないます。
あるいは計画から遅れたという報告は、「営(従業員層)のピラミッド」から
「経(経営者層)のピラミッド」に流れます。

→情報伝達←

A:ルール化
経営者は、結果を受けて3ヶ月に1回または毎月、経営の見直しを行います。
経営の見直しをした結果
翌年度の計画、次の経営方針に反映させます。
これは経営者が行わなければならない大切な仕事です。
ほとんどの企業や事業所では、この様な仕組みで事業が運営されています。


■環境経営やISO等を実行する場合

何故か経営マネジメントとPDCAの仕組みが
リンクしていないことが多いのです。

なるほど・・・・
ごもっともと・・・
でもISOは・・・う〜ん できない!
環境は環境、ISOはISO・・・・経営とは別。

現場では、どのような現象がおきているのでしょうか?


■大阪の中小企業A社 社長の場合

環境経営やISO等のことは、よくわからない
ISOは、登録したんだから後は任せるよ・・・

経営者が行うべき経営の方針や計画決定を行わないで、
実行部隊である管理責任者にISOの方針や計画をやらせています。
社長名で書類は出てくるのですが、
社長の想いはその方針にはありません。

管理責任者とか事務局が作ったISO方針計画を、社長は見るだけ・・・
ISO実行の成果が上がってきたとしてもよく分からない。

また、実行部隊が管理責任を担当してしまうと
PDCAが実行している従業員間でしか機能しません。
つまり経営者からの情報伝達は行われず、
経営者への情報伝達も行われないのです。

・気合や根性、力だけの一時的なISOになってしまう
・経営者は関与していないから、状況はわからない。
・わからないからと言って丸投げして任せてしまい
 現場では都合のよい形でやりたいようにやっている・・・

つまり計画のない形だけのISO
看板としてのISO
お金がかかるだけのISOは、この様なところから出来てくるのです。


【ISOを十分活用するためのポイントは、3つあります】

 一つ目は、経営者は自分で計画を作る。
 二つ目は、経営者は自分で計画の見直しをする。
 三つ目は、環境経営やISOと情報伝達の仕組みをリンクさせる。

そうすることで情報伝達が明確になり企業の活性化につながります。
経営者は、大きなキーワードを押さえて経営力を発揮しましょう。